ロシアの若者も被害者

ロシアのウクライナ侵攻、止む気配がない。

 

各種の専門家は様々な角度で予想をするが、当たるも八卦・・・に過ぎない。

 

ロシア軍の戦死者数は、英国防省発表(根拠に基づく予測?)だと15,000名超とのこと。

 

別の報道では死傷者40,000人強との予測もある。ここに戦死者がどのくらい含まれているかは不明であるが、侵攻した兵力は20万人と言われているから、20%の損耗は決して少ない犠牲とは言えない。

 

最も恐れる事態は、ロシアは自軍の犠牲が増えても戦争を止めないのではないか?ということである。

 

スターリン体制下の旧ソ連では、2000万人の犠牲を出してもドイツに降伏しなかったという事実がある。当時のソ連の人口は約2億人と言われているから、人口の10%を失っても戦闘を止めなかったことになる。

 

スターリンソ連時代のウクライナにも非道な政策により300万人のウクライナ人が餓死したという報道も目にした。

 

どこまで事実なのかという検証はちょっと横に置いて、

 

この国の独裁指導者は、自国民の犠牲は厭わないということのようだ。

 

とすると、いくらウクライナが西側の最新軍備で立て直して、反転攻勢に出て、ロシア兵の被害が拡大したところで、独裁者プーチンは停戦しないことが懸念される。

 

実際、ロシア軍は補充兵として予備役を招集して、前線に送り込もうとしている報道も出ている。

 

大義名分もなく、侵略に駆り出されたロシアの若者がこの戦争での被害者の一部であることも事実である。

 

多くの若者を失った結果、数十年後のロシアから活力が失われることが危惧されるが、ロシア人男子の平均年齢を過ぎたプーチンには預り知らぬことなんだろう。

 

独裁国家の恐ろしさを改めて感じるのである。