大企業病?
よく聞く言葉「大企業病」。
最近の言葉ではない。少なくても30年前にはあった。
「大企業病になっていないか?」ということをよく上層部から言われた気がする。
一方で、上層部が大企業病そのものなんじゃないか??と思っていた。
例えば稟議書。起案すると常に真っ赤に添削されて戻ってくる。
100回書き直しなんてことは珍しくない出来事。
こういう非効率なことをやっておきながら、千本ノックだ!なんて宣う。
挙句に、「俺も若いころ、こうやって鍛えられた」・・・そうだ。
で、そういう理不尽を経験して所謂、上長になると同じ事をやる。
生産性を計算すると・・・気が遠くなる話。
でも、30年経っても大企業の担当者は黙々と業務をこなしていく。
1本の稟議を通すのに3週間かけて。
果たして、日本が復活することはあるのだろうか??????
過去に日本の工場生産性は世界一だった。昨今はコスト競争で劣勢になっているものの、いまだに品質管理は高水準にあると思う。
製造ニッポンの時代においては、日本のホワイトカラーの生産性は先進国中最低と言われた。製造業が凋落した現代、いまだに低生産性の日本のホワイトカラーが世界で勝てるのであろうか??と心配する。
むしろ、昨今のコンプライアンス強化によって、事態は一層混迷を極めている気がするのである。