ヨーロッパ人の難しさ

ロシアのウクライナ侵攻、長期戦に突入しそうな雰囲気である。

 

ロシア軍の残虐な行為は国際的に非難を浴びているが、そもそものヨーロッパの難しさを考えてみる。

 

ここからはビジネスの話なのだが、日本がヨーロッパとビジネスで対応するのは結構骨が折れる。小職の経験値で話をする。

 

そもそもヨーロッパ人は平気で噓をつくし朝改暮令は当たり前。

 

これは、英国、フランス、ドイツでもかなり苦労した。

 

ドイツは過去の経緯から親日的という感覚があるが、ビジネスになったら特別なことは何も起きない。ひどい話だと、「日本はドイツの敵だ」みたいなことを言うドイツ人もいた。なぜ?と聞くと、第一次大戦で日本は漁夫の利を得たし、そもそも敵だったということらしい。

 

フランス人の嘘は日常茶飯事。下手すれば、議事録や契約書を提示しても白を切る。

 

ロンドンで道を尋ねると必ず嘘を教えるという経験をした駐在員もいた。(小生はロンドンで道を尋ねたことがないが)

 

プーチンが怖いというが、どうもヨーロッパの権力者は同じ顔にさえ見える。

 

次にソ連を考える。二次大戦で独ソ戦は有名である。こちらもドイツがソ連の民間人に対しての虐殺はあったようだ。逆にソ連が逆襲してドイツ人への虐殺も横行していた。

 

ソ連といえば、日本人も相当ひどい目にあっている。シベリア抑留の悲劇は良く知られているが、終戦直前に満州の日本人にソ連兵が非人道的なことを繰り返した。

この辺のことは実際に満州にいた叔母から直接聞いたことがあるが、文章にできないようなことだった。

 

そのソ連は、今のウクライナも含まれている。人工的には旧ソ連の30%くらいを占めるのであろうか?ということはドイツ、日本への非人道的な行いをしたうちの30%くらいはウクライナ出身者であったということだ。

 

こう考えると、実際に戦争をした場合は、受けに回るあるいは負けると、非人道的な措置の被害者になるということだ。

 

たまたま、過去に日本が経験した占領はアメリカだったし、アメリカ軍は厳しい規律の下での統率がとられていた。これは特異な事例と考えて方が良い。

 

真剣に国防を考えないと、万が一侵略をうけたとき、日本で民間人の犠牲者が大量に発生するということを認識する時期に来ている。